マウスピース矯正中の
診療と過ごし方
マウスピース矯正中は定期的に通院し、診療を受けなければいけません。このページでは矯正中の診療内容に加え、マウスピースの使用方法や過ごし方について“当院診療を例に”解説します。
※クリニックによって矯正中の診療内容は違いますので、実際に矯正をお受けになるクリニックでも内容を確認してみてください。
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マウスピース矯正中の
診療内容
定期的な通院が必要
矯正治療がはじまったら定期的な通院が必要です。最初は2週間に一度程度、経過が安定し、自己管理に慣れてきたら月に一度程度の頻度です。
一度の通院における診療時間は15分~1時間程度です。
通院時の診療内容
- 1.矯正状況の確認
- 2.IPR処置
- 3.抜歯処置
- 4.アタッチメント設置
- 5.新しいマウスピースのお渡し
- 6.口腔状態の確認とクリーニング
診療内容1/6矯正状況の確認
歯が計画どおりに動いているかをチェックします。
また最初のうちは“自宅でのマウスピースの使用状況”を伺い、なにか問題があれば指導をおこないます。
診療内容2/6IPR処置
IPR処置とは歯を整列するためのスペースを作るためにおこなうもので、“歯の側面を削る処置”です。矯正治療中は適宜このIPR処置を受けていただきます。
通常、IPR処置に痛みはありませんのでご安心ください。
診療内容3/6抜歯処置
こちらも歯の整列スペースを作るためにおこなう処置です。抜歯は麻酔下でおこなわれるため、痛みを感じることはほとんどありません。
抜歯処置は必要に応じておこなうものであり、必ずおこなうものではありません。
当院では、抜歯の必要有無を治療計画の説明時(≒契約の前)に必ずおこなうようにしています。
そのため患者さまは、抜歯が必要かどうかを確認したうえで治療をはじめるかどうかを決めることができます。
また、来院時に突然「じゃあ今日は抜歯ですね」と抜歯がはじまるようなこともありません。ご安心ください。
診療内容4/6アタッチメント設置
アタッチメントとは、矯正力をより正確に伝えるために歯に取り付ける小さな突起です。
矯正治療の進行に合わせて、着けたり外したりします。
診療内容5/6新しいマウスピースのお渡し
順調に矯正が進んでいる場合は新しいマウスピースをお渡しします。
診療内容6/6口腔状態の確認と
クリーニング
虫歯や歯周病の兆候がないかチェックします。(マウスピース矯正中は虫歯・歯周病リスクが上がるため、このチェックは大切です。)
歯石やプラークの付着がみられる場合はクリーニングをおこなって除去します。
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マウスピース矯正中の
過ごし方
過ごし方1/4マウスピースは
1日22時間以上装着する
マウスピースのブランドにもよりますが、当院が使用する「クリアコレクト」の場合は1日22時間以上の装着が必要です。矯正医の指示を守り、しっかり規定時間以上装着するようにしましょう。
過ごし方2/4食事のときは
マウスピースを外す
食事をとる際はマウスピースを外します(絶対に装着したまま食べてはいけません)。飲み物を飲む際もマウスピースを外します。
※マウスピースを装着したまま飲めるのは水と炭酸水だけです。また、飴やガムもダメです。
過ごし方3/4歯磨きは毎食後にする
歯磨きは毎食後、必ずおこないます。マウスピース矯正中は虫歯・歯周病リスクがあがるので、念入りに時間をかけておこなうようにしましょう。
過ごし方4/4マウスピースは保存しておく
治療ステップが進んでいくと、徐々に計画とのズレが生じて“新しいマウスピースがはまらなくなる”ということが起こるようになります。この場合、以降のステップを再設計したうえでマウスピースを製造し直しますが、製造を待っている間は古いマウスピースを装着します。過去のマウスピースは捨てずに保存しておきましょう。
初台でマウスピース矯正なら当院にご相談ください
はじめまして。初台はまだ歯科・矯正歯科の濱田です。当院はクリアコレクトによるマウスピース矯正において多くの症例実績を持つ矯正クリニックです。マウスピース矯正をお考えならぜひ当院にご相談ください。
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マウスピース矯正って
リスクはあるの?
マウスピース矯正は素晴らしい矯正治療です。でも、痛みがあったり抜歯することもあったりと、リスクや副作用もあります。
次のページではマウスピース矯正のリスクと副作用について詳しく解説していきます。
治療ステップを進めていくと、徐々に計画とのズレが大きくなることがあります。計画とのズレが大きくなると、歯にマウスピースがはまらなくなったり、はまっても計画どおりの負荷を掛けられなくなったりします。こうした際は治療計画を修正し、残りのマウスピースを再製作します。
※マウスピース矯正ではよくあることなので過度に心配する必要はありません。