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マウスピース矯正の基本知識

マウスピース矯正の
メリット・デメリット

ワイヤー矯正と比較した際の、マウスピース矯正のメリットとデメリットについて解説していきます。

私が監修しました
初台 はまだ歯科・矯正歯科
院長濱田 啓一
MOUTH
PIECE

マウスピース矯正の
メリット

矯正用マウスピースは透明で目立ちません。厚さは0.76mmしかなく、装着していても近くでじっくり見られない限り気付かれることはありません。
周囲の視線を気にせず治療ができるため、矯正治療をためらっている方でも安心して始められます。

マウスピースは自分で着脱できます。
ですから、デートやイベント、人前に出るときなど、ここぞという時には外して過ごすことができます。大事な場面ではいつもの自分でいられるため、気軽に治療を続けることができます。

食事の際はマウスピースを外すことができます。そのため食事中の痛みはほとんどありません。硬いものが食べられなくなるワイヤー矯正と違い、これまでどおり食事を楽しむことができます。

マウスピースを外せるため、これまでどおりにしっかり歯磨き・フロスができます。マウスピース自体の清掃もカンタンです。
そのためワイヤー矯正と比べて虫歯・歯周病になるリスクが低めです。

マウスピースは柔らかいプラスチック素材で作られています。そしてワイヤー矯正のようなデコボコはほとんどありません。
それゆえワイヤー矯正と比べて違和感は格段に少なめで、口腔内を傷つけるリスクもほとんどありません。

マウスピースは歯全体に均等に力をかけながら少しずつ動かす設計になっています。そのため特定の歯に負担がかかりにくく、動かす際の痛みが比較的少ないです。

治療をはじめる前にシミュレーションを確認できます。歯がどのように動いていくのか、最終的にどんな歯並びになるのかを、CGで確認することができます。
ワイヤー矯正と違って契約前にゴールをイメージできることはマウスピース矯正の大きなメリットです。

専用のホワイトニングジェルをマウスピースに入れるだけで、矯正治療をしながらホワイトニングをおこなうことができます。
歯並びと歯の白さの両方を同時に手に入れることができるため、より美しい歯を実現できます。

MOUTH
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マウスピース矯正の
デメリット

マウスピースを自由に取り外せることは大きなメリットである一方、デメリットにもなり得ます。
計画どおりの期間で矯正するためには、1日22時間以上マウスピースを装着しなければいけません。自らの意志でマウスピースの装着時間を管理することが難しい方には不向きな治療かもしれません。
また、飲食後はマウスピースの装着前に必ず歯磨きが必要です。毎食後の歯磨きを徹底できない方にとっては面倒な矯正方法です。

マウスピースは温度変化に弱く、熱で変形してしまうことがあります。また、咀嚼圧で変形してしまう恐れもあります。そのため飲食する際は必ずマウスピースを取り外す必要があります。
取り外して食事をできることはメリットである一方、面倒だという点ではデメリットです。

色が濃い飲み物

矯正用マウスピースはプラスチック系素材でできており、色素を一定量吸収してしまう性質を持っています。そのため色が濃い飲み物を飲んでいると変色してくるリスクがあります。コーヒーや紅茶は飲まないほうがいいかもです。(変色など気にしないという方はOKです。)

熱い飲み物

HOTの飲み物はNGです。熱によってマウスピースが変形してしまう恐れがあります。
40℃のぬるま湯ですら変形するリスクがあります。HOTはやめておきましょう。

甘い飲み物

虫歯になるリスク高めです。甘い飲み物も飲まないようにしましょう。
マウスピース装着中に甘いものを飲むと、糖分がマウスピースの隙間に侵入します。すると糖分は細菌によって分解されて酸を産生し、歯をガンガン溶かします。普段なら唾液がその酸を中和してくれたり、細菌を殺してくれたりするのですが、マウスピース装着中は唾液がマウスピース内部まで作用しません。結果、虫歯になってしまうのです。甘い飲み物を飲むのはやめておきましょう。
なお、スポーツドリンクの類もダメです。

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矯正用マウスピースは
一種類じゃありません

マウスピース矯正の種類はひとつではありません。国内に流通する矯正用マウスピースは、なんと約20種類!
いろいろあって、どう選んだらいいか困ってしまいますよね。
次のページでは、矯正用マウスピースブランドの種類と違いについて解説していきます。

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院長
Dr. 濱田