マウスピース矯正が終わると、「リテーナーって一生着けてないといけないの?」「いつまで続ければいいの?」と気になる方も多いのではないでしょうか?
矯正治療が終わった後の歯は、まだ安定しておらず、元の位置に戻ろうとする「後戻り」という現象が起こります。そのため、歯並びを維持するためにはリテーナーの装着が必須です。
本コラムでは、リテーナーの装着期間、途中でやめるとどうなるのか、快適に続けるコツなどについて詳しく解説します。
リテーナーはいつまで着けていたらいいの?
最低でも1~2年間は装着する
当院では矯正治療が完了した後、少なくとも1~2年間はリテーナーの装着をお願いしています。しかし、これはあくまで最低限の期間に過ぎません。歯は「生涯を通じて動き続ける性質」を持っています。そのため、理想的なのは就寝時のみの装着でいいので、毎日継続することです。
リテーナーの装着時間は?
最初の半年間は18時間以上、それ以降は就寝時のみでもOK
当院では、少なくとも最初の半年間は毎日18時間以上のリテーナー装着をお願いしています。この期間中に、歯を支える骨が再形成され、徐々に歯並びが安定してきます。半年後からは、就寝時(約8時間)のみの装着に移行しても問題ありません。ただし、歯並びの状態によって個人差があるため、担当医の指示に従ってください。
リテーナーの装着を途中でやめたらどうなるの?
数日~数週間装着をサボるだけで歯並びが戻り始める
リテーナーを数日〜数週間装着しないだけで、歯が少しずつ元の位置に戻り始めることがあります。治療が終わったばかりの頃は、歯がまだ安定していないため、短期間でも後戻りしやすいのです。
数週間装着をサボってから再びリテーナーを使い始めると、きつく感じたり、装着時に違和感が生じることがあります。このような場合、リテーナーを再製作しなければならないこともあります。
完全にやめると矯正前の状態に戻る
装着推奨期間を終える前にリテーナーの装着を完全にやめると、ほぼ確実に歯並びは元の状態の戻ってしまいます。リテーナーは必ず装着しましょう。
リテーナーを快適に続けるコツ
加湿器を使い口や喉の乾燥を防ぐ
リテーナーを装着して寝ると、口呼吸になりやすく、喉の乾燥を感じることがあります。加湿器を使って乾燥を防ぐことにより、快適に装着を続けやすくなります。
臭くならないように歯磨きをし、リテーナーをこまめに洗浄する
リテーナーは唾液や歯垢が付着しやすく、放置するとニオイや細菌の原因になります。毎日こまめに洗浄し、清潔な状態を保ちましょう。また、リテーナーをつける前にしっかり歯を磨くことで、菌の繁殖を防げます。
我慢できないほどの痛みや違和感があれば医師に相談し再製作してもらう
リテーナーの装着時に強い痛みや違和感を感じる場合は、無理に使い続けるのではなく、医師に相談しましょう。リテーナーの再製作や調整が必要な場合もあります。
まとめ
治療が終わった後のリテーナーの装着は、歯並びを安定させ、維持するために欠かせない重要なステップです。矯正後も歯並びが元の状態に戻らないようにするためには、リテーナーをきちんと使い続けることが大切です。
当院では、矯正治療中はもちろん、治療完了後もきれいな歯並びを維持し続けられるよう、サポートいたします。リテーナーの使い方やメンテナンスに関して不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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