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上顎奥歯のインプラント治療について~術後5年経過~

2021.09.17
私が監修しました
初台 はまだ歯科・矯正歯科
院長濱田 啓一

はまだ歯科医院のHPをご覧いただき誠にありがとうございます。

当院開業前より治療させていただいている患者様のインプラント治療が終了しました。
上顎洞粘膜挙上術(サイナスリフト)とよばれる骨の再生治療を併用した症例です。

治療の流れを振り返ってみたいと思います。
尚、詳しい手術の方法については割愛させていただきます。
治療にご興味のある患者様は是非、直接ご説明させてください。

今回の患者様の右上アゴは第1小臼歯から第2大臼歯まで計4本を失っている状態です。

まずは治療前のレントゲン画像をみてみましょう。

他にも治療の必要な歯がありますが、、、。

右上の黄色線の部位が治療前のおおよその骨の高さになります。
この部位の骨の高さをCT画像で測定すると厚みのある部位でも3mm。
薄いところでは1mmもありません。
CT画像のワンカットです。
黄色い線が骨の厚みになります。
数字が小さくて見えませんが1mm程度しかありません。

おおよそ標準的なインプラントの長さは11〜13mm 程度ですので骨の高さが全く足りていないことがわかります。

ここで骨の再生治療である上顎洞粘膜挙上術を行う計画といたしました。
術後のレントゲン画像です。

黄色で囲われた部位が再生治療が奏効し、骨の高さを獲得した部位です。

同じようにCT画像のワンカットです。
黄色く囲んだ部位が新たに骨を再生した部位です。
骨の高さも厚みも十分にあることが確認できます。

インプラント埋入後のレントゲン画像です。

無事に2本のインプラントを埋入できました。
この2本のインプラントを支台とし、奥歯の冠を制作します。

現在、インプラントの治療に関しては様々なテクニックが開発され、骨の高さを理由にインプラント治療が出来ない症例は殆どなくなりました。
今はむしろいかに短期間で低侵襲に治療を終える事が出来るかがこの分野のトピックになっています。

歯の欠損している部位に対して、なにかなんでもインプラント治療とは決して思いませんが治療後の患者様の満足度は非常に高い治療方法であることは間違いありません。

ご興味のある患者様がいらっしゃいましたら是非、ご来院ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

このページの監修者
私が監修しました
初台 はまだ歯科・矯正歯科
院長濱田 啓一

東京医科歯科大学大学院博士課程を修了後、大学院講師や総合病院での歯科口腔外科長などを歴任。歯科医師として様々な経験を積んだ後、初台はまだ歯科・矯正歯科を開院、院長就任。

<所属学会・研究会・団体>
日本口腔インプラント学会、R.V.TUCKER Study Clubs、米国保存修復学会(アメリカの虫歯治療の学会)、日本口腔外科学会、日本審美歯科学会、インプラント再建歯学研究会

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Dr. 濱田