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インプラント

骨のない奥歯へのインプラント治療 |サイナスリフト・ラテラルアプローチ|

2023.11.16

こんにちは。
初台はまだ歯科・矯正歯科の濱田です。


「理由も分からず抜歯されてしまった…」

 

え?そんなことあるの?
と、あなたは思ったかもしれません。
ですが、残念なことに実際このようなケースはよくある話なんです。

 

今日はそんなお悩みを抱えている方に読んでほしい


“サイナスリフトを用いたインプラント手術の症例”
のご紹介です。

 

それでは一緒に症例を見ていきましょう。


患者様Aの症状とは?


↑こちらは40代男性患者様の初診時の口腔内写真です。
他院にて、あれよあれよという間に奥歯を抜かれていたそうです。

左上6、7番と右上6番が欠損しています。

そのため、どうしても右側ばかりで噛んでしまっていました。

 

片側だけで噛み続けてしまうと、顔のバランスが崩れてしまったり、歯並びに歪みができて顎関節症を引き起こしてしまったりと様々な弊害が起こる可能性があります。
患者様からもバランスよく噛みたいとのご希望がありましたので、インプラント治療をお選びいただきました。


↑こちらはインプラント直前のレントゲン写真です。
左下の奥歯はしばらく噛み合わせがないことで上に伸びてきています。

このままではインプラントをいれても噛み合わせができないため、左下の奥歯にも処置が必要になります。
今回は左下の奥歯を抜髄し、歯を削ることで歯の高さを減らす処置をいたしました。


↑既に抜歯をしてから数年が経過しており、インプラントを埋入したい部位の骨は薄くなっていることが分かりました。


↑こちらは埋入したいインプラントのイメージ画像です。
インプラントの先端が骨から突き出てしまっています。

このようなケースの場合、「骨が薄いからインプラント治療はできない」と医師から診断されてしまう患者さんが数多くいらっしゃいます。

 

しかし、実際はどんな症例であってもインプラント治療は行えます。

 

では、なぜ骨が薄いとインプラント治療ができないと診断する医師がいるのでしょうか。

 

考えられる理由は3つあります。

①インプラントの位置、方向、深さなどをコントロールし、正確に埋入する技術を持っていない

②骨を再生するための治療技術を持っていない

③万が一、トラブルになった際に適切な対応できない

ではないでしょうか。

当院では、骨を再生する手術を併用することでインプラント治療を行います。

 

上顎奥歯のインプラント手術では骨を再生する手術を併用する必要性が高いですが、再生する骨の量が少なければ「ソケットリフトによるサイナスリフト手術」、再生する骨の量が多ければ「ラテラルアプローチによるサイナスリフト手術」を行います。

 

今回の症例は再生が必要な骨の量が多いため、ラテラルアプローチによるサイナスリフト手術をインプラント埋入と同時に行うことにいたしました。


ラテラルアプローチによるサイナスリフト手術の流れ

 

1.上顎洞側壁骨の除去と上顎洞粘膜(シュナイダー膜)の挙上
上顎洞側壁骨の一部を取り除いて小窓をあけるために、歯茎の外側から切開します。
開いた小窓から専用器具を挿入し、上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を洞底部から剥離し、骨補填材を填入するスペースを確保するために押し上げます。

2.骨補填材の填入
上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を押し上げてできたスペースに骨補填材が填入し、歯茎を縫合します。骨補填材が成熟して硬い骨になるまで、この状態で6ヵ月の治癒期間を設けます。
※治癒期間には個人差があります。


3.インプラント体の埋入
骨補填材の成熟度を確認し、インプラント体埋入部の歯茎を切開します。
ドリルで骨に穴をあけインプラント体を埋め込み、歯茎を縫合します。
この状態で6ヵ月の治癒期間を設けます。
※治癒期間には個人差があります。

↑こちらは実際のCT画像です。
インプラントの周りに人工骨が埋められているのが分かりますね。

 

4.再切開と治癒期間
インプラント体の上部のみを突出させるために、歯茎を切開します。
インプラント体の上部に、被せ物(人工歯)を連結するためのアバットメントを装着し、歯茎が安定するまでこの状態で治癒期間を設けます。
※治癒期間には個人差があります。


↑こちらは実際の手術中の写真になります。

 

5.上部構造の作製と装着
お口全体の型取りを行い、被せ物(人工歯)を作製します。
完成した被せ物(人工歯)をアバットメントに装着します。

↑こちらは術後の写真です。
インプラント埋入からおよそ半年後に被せ物(人工歯)を装着し、無事に治療を終えることができました。

 

今回の症例「サイナスリフトを用いたインプラント手術」の費用(すべて自費治療となります)

 

・ラテラルアプローチによるサイナスリフト:220,000円
・インプラント埋入手術:275,000円/1本
・インプラント上部構造:220,000円/1歯

治療費合計 :1,210,000円
※2023年11月現在の治療費です。

 

「理由も分からず抜歯されてしまった…」
「骨が薄いからインプラント治療はできないと医師から診断を受けてしまった…」

 

そんなお悩みを抱えている方は、まずは私たちのところに相談しに来てください。

当院はチーム医療で世界基準の先端治療を提供する総合歯科です。

インプラント治療においても専門医が在籍しており、スペシャリストの観点から最善の治療をご提案いたします。
(ご相談はお電話でお気軽にどうぞ➡03-6300-6166

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記事の執筆・監修者について

初台 はまだ歯科・矯正歯科
院長 濱田啓一

東京医科歯科大学大学院博士課程を修了後、大学院講師や総合病院での歯科口腔外科長などを歴任。歯科医師として様々な経験を積んだ後、初台はまだ歯科・矯正歯科を開院、院長就任。

<所属学会・研究会・団体>
日本口腔インプラント学会、R.V.TUCKER Study Clubs、米国保存修復学会(アメリカの虫歯治療の学会)、日本口腔外科学会、日本審美歯科学会、インプラント再建歯学研究会

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